_身を置く場所

◎ひとりごつ◎

ひとりごと。頭の中を整理する媒体

_身を置く場所

就職して実感したのですが、社会人って睡眠時間以外、1日の大半を職場や行き帰りの電車内で過ごしますよね。

なので会社に居心地の悪さを感じてしまうと、かなりしんどいのです。

 

 

私は学生時代から、事務職を志望し、就職活動をしていました。

 

理由は簡単。

私に営業は向いていないからです。

 

もともと、人見知りで、しゃべることは得意ではない私。

そんな私が営業職として一生働くことはできないと思いました。

 

 

◆前職

あまり詳しく書くことはできないのですが、前職では

  • 電話、来客対応
  • 営業事務(売買契約書作成、媒介契約書処理など)
  • 総務事務(事務所社員の経費、固定費の精算、予算管理など)
  • 人事事務(異動、入社、退社など)

 

を事務職社員で割り振って担当していました。

 

私がこの中で最も苦手だったことが、電話・来客対応です。

基礎の基礎で、新人が1番に指導を受けるものですが、退社まで本当に苦手意識がありました。

 

理由としては、

  1. 会社の顔として対応するため、誤った対応ができないという緊張感から、うまくはなすことができない
  2. この緊張感からか、この案内で合っているのか心配になり、マニュアル確認などに時間をかけてしまう

 

1度話してしまった言葉は取り消すことはできません。

また、会社の名前を名乗り、電話に出る、接客すると言うことは、会社を背負うと言うことです。

私が間違った対応をすることで営業職社員はもちろん、会社に迷惑をかけてしまうかもしれません。

 この恐怖は何度電話に出ても、接客をしてもぬぐうことはできませんでした。

 

 

逆に、営業事務、総務事務は大好きでした。(人事事務は滅多にない

+手続きがややこしく嫌いでした(笑))

 

イレギュラーがあってもマニュアルで調べることができる安心感があったからです。

また、新しく指導を受けることも大好きで、事前に自分で調べたりしていました。

 

今までできなかったことができるようになったり、営業職社員に説明ができるようになったり、任せてもらえる仕事が増えることはとてもうれしく、やりがいに感じていました。

特に、営業職社員から質問を受ける機会が増えたことは自信になりました。

頼ってもらえている喜びが、私の原動力でした。

 

 

以上のことから問題点が1つ。。。。

 

 

市役所職員という、市の顔としてのプレッシャーにたえることができるのか?

 

 

 

◆市役所職員

行政職を志望しており、メインは窓口業務となります。

もちろん、窓口に立たなくても対応する相手は市民ですよね。

 

市役所職員は、私の苦手意識のある分野だということにいまさら気づいてしまったんです。

前職は営業職社員の仕事のフォローを通して、お客様の人生に一度あるかないかのビッグイベントのお手伝いができる、と思っていましたが、

実際は営業職社員のサポートのような扱いで、もっと社会に貢献したいなとの思いが強くありました。

社会の役に立つ、困っている人の役に立つかっこいい仕事に自分も携わりたいという思いが強く、自分が働く姿まで想像できていませんでした。

本当に夢を叶える意思があるのならば、苦手意識を克服してやる、くらいの勢いで努力するんでしょうね。

 

会社の顔でさえ、緊張しうまく対応できなかったのに、市の顔として対応ができるんだろうか、と急に不安でいっぱいになりました。

 

 

 ◆社会人として身を置く場所の選び方

私はもともと、転職を意識する前から、会社を挑戦する場にしなくてもいい、と考えています。

理由は簡単。

会社で働くことが生活に直結するからです。

1日の大半を過ごす場所だからです。

 

 

無理をして身体を壊しては元も子もありません。

もちろん、働く上で苦手な仕事や避けて通りたい仕事もあるでしょう。

それはきちんと責任を果たさなくてはなりません。

 

わざわざ苦手克服を目的に仕事を選ぶ必要はない、ということです。

仕事は苦手を克服するためのものではないと思っています。

仕事を通して、苦手意識がなくなることはあるでしょう。

社会や人の役に立つのであれば、得意なことや好きなこと、興味のあることを仕事にしてもいいと思います。

 

、、、というのは逃げかもしれませんが、私は退職を通してそう思いました。

挑戦すること、苦手克服のために努力することを否定しているわけではありません。

 

こう考えてみてもいいのではないでしょうか、という提案でした。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。